「ボランティア振り返り《こころほっと》ミーティング」って、どんな集まりなんだろう?わからないから、ちょっと申し込みにくいな……、そう思われる方は案外多いかもしれません。私も一度参加したことがありますが、参加してよかった、ぜひ他の人にも参加してみてほしいと思っています。そのミーティングの様子をお伝えしたいと思い、ある日のミーティングに再びお邪魔しました。
約2時間にわたり話をされてきた皆さんの顔は晴れ晴れとし、打ち解けて和やかな雰囲気でした。最後におひとりずつ感想を述べられている中で、「ほんとに《ほっと》する」という言葉を何度か耳にしましたが、まさにこのネーミングこそが、内容を表すキーワードなのだなと思いました。
「振り返り」の拡大バージョン?
かながわ東日本大震災ボランティアステーションが運行するボランティアバスでは、活動を終えて帰路についたバスの車内で、「振り返り」、つまり参加者にマイクを回して活動の感想などを話していただいています。これは、同じ時間、同じ経験を共有した仲間と話をし、また他人の視点からの感想を聞くことで自分が気付かなかったことに気付くという点で、とても意義があると私たちは考えています。
その一方で、数日、数週間と時間を置くことで、自分自身の意識が変わったり、新たな思いが沸いてきたりすることもあります。中には、現地の光景などが脳裏から離れない、また行かなくてはと焦燥感に駆られるといった、いわゆる惨事ストレスを感じている方もいらっしゃるかもしれません。そのような様々な思いを、ボランティアという共通の経験を持つ誰かと話し合える機会があってもいいのではないか、そうして企画されたのが《こころほっと》ミーティングなのです。
バス車内での振り返りと大きく異なるのが、少人数であることと、お互いの顔を見ながら話せることです。このミーティングでは、1つのテーブルに7人程度が集まり、飲みものとお菓子(注1)を囲んでゆったり和やかな雰囲気で話をします。その中には、臨床心理士(注2)さんにも加わっていただきます。臨床心理士さんは、スクールカウンセラーをはじめとする様々な分野でメンタルケアに関わる専門家として、「普段の気持ちの持ち方や行動のあり方について一緒に考える」というスタンスで、このミーティングに参加してくださっています。いわば「話を聴くスペシャリスト」であり、うまく会話を引き出してくださいます。話すのが苦手という人は少なくないと思いますが、ご心配なく。話のきっかけを作ってもらうことで、意外なほど話しやすくなるものです。また、参加者どうしで議論をしたり、誰かの意見に対して善し悪しを評価したりするようなことはありません。
このミーティングに参加していただくことで、気持ちの荷下ろしをしていただき、今後の活動へのモチベーションにつながればと願っています。
「聴いてもらう」ことによる効果の大きさ
これは、参加者の言葉です。
「このようなミーティングがあることはボランティアステーションのホームページを通じて知ったけれど、あれこれ議論する場なのかと思い、参加をためらっていた。実際には、否定されることなく自由に話せるので、ほっとした。」
「話をただ受け止めてもらえる、それだけで、こんなにも嬉しいものだと思わなかった。」
「『すべては現地のため』と思いながら活動しているが、いろいろなプレッシャーやストレスを感じている。それを話せただけでも、参加してよかった。」
「他の人は精神的に強いから平気なんだろうと思っていたが、『誰でも惨事ストレスが生じる』と聞いて、自分だけじゃない、と気持ちが軽くなった。」
また、臨床心理士さんから参加者の話に対して感想やアドバイスをいただけることもあります。
「現地には『行かなくちゃ』じゃなく、『行きたいな』と思ったタイミングで行きたいと思っている。」
「皆さんの話を聴いていて、『力は自然に出てくる』ということを再び信じられた。」
「自分ができる範囲で、どんなことでもいいからやればいい。」
話したいときに何度でもご参加を
参加される顔ぶれは毎回変わりますし、決まったシナリオがあるわけではないので、おそらく会話の流れはまったく違うものになるでしょう。話をしたいなと思ったときに、何度でもお気軽にご参加いただけます。また、お話しいただいた内容に関するプライバシーは守られますので安心してご参加ください。
(編集/ボラバスチーム:東 尚子)
注1:飲みものとお菓子は会場に用意されています。また、ちょっとしたお土産もあるかも?
注2:神奈川県臨床心理士会のご協力を得ています。神奈川県臨床心理士会では、現地でのメンタルケア活動に携わるほか、神奈川県内でも2011年8月~12月まで「かながわ震災こころのホッとライン」として電話相談によるこころのケアを実施されていました。

~《こころほっと》ミーティングのご案内~
【日 時】 月2回(原則として第2・4日曜、14:30~17:00)
【場 所】 かながわ県民センター内 会議室
【募集定員】14名(7名ずつ、2グループに分かれて実施します)
【参加費】 300円
【申込条件】KSVN被災地支援ボランティアバスに参加経験者、もしくは東日本大震災におけるボランティア経験者
【申込方法】ホームページから受け付けます
【問合せ先】かながわ東日本大震災ボランティアステーション事務局
045-312-1121(内線4141)、borabus@ksvn.jp
次回開催日は5月27日(日)です。こちらからお申し込みください。


農業支援に忍者熊手が必要です! 
<急募!>5/26 平成24年度事業説明会・準備、運営、グッズ頒布ボランティア募集!
5/26 平成24年度事業説明会開催 ~みちのくへ届け、かながわの想い
6/1出発 宮城(気仙沼大島)復興支援活動ボランティア 
